今回のアンケートは食品、水、酒類、その他日用品などの買い置き品(ストック品)の種類と量について伺いました。また今回は一般の方のみだけでなく住宅産業に従事している人にも聞いています。自分が使う立場として答えていただいていますが、9割は専門家の方々の声が反映されています。
仮説として共働きの方など、毎日の買い物や料理などの時間を節約するためにまとめ買いをしたり、まとめて調理をして保存したりするなどの工夫をしている方も多いと考え、冷蔵しないものも含めて買い置き品の量は増えているのだと推測しました。それらをどのようにしまっているのかを知りたかったのです。
しかしながら、総論としては多くの方がなるべく多くのものを持たないように工夫をしていました。ペットボトルやお酒などの重い物でもたくさんは持たずに、必要な時に買いに行くという方が多かったです。(なくなったら買うようにしている54.2%、まとめ買いしない35.1%)パントリーについては、多くの人が持ちたい(63.2%)と思っていますが、パントリーがあるからといって物をたくさんストックしているということでもなさそうです。
ネットスーパーについては、利用している人が20.4%ですが、そのうち週に1〜3回利用という方が26.7%、1回以上の利用の合計が33.6%と意外に少ないこともわかりました。生鮮食品など、自分で見て確認して買いたいという方(91.1%)が多いようです。冷蔵庫の中にまだ隙間があるという方も58.2%。キッチン内の収納に苦労しているという方が多い一方、現実にはさまざまな工夫をして多くを持たないようにしています。
食材に関しては、使い切れず余った物を調理して保存するという方も42.6%もいます。さらに出汁を自分でつくる方が21.2%と、忙しい暮らしになりつつある現代でも丁寧な料理をしている人が一定数いることにも注目したいと思います。便利さだけを求めるのでなく、その日に食べる物はその日につくる(63.7%)。自分の目で確認する(91.1%)。残った物は調理して保存するなど、日本人の暮らしに対する真面目な一面を感じた回答でした。一方で、買い物は面倒でも食材は揃えておきたいというニーズや、買い置きせずに必要な時に購入するという考え方からは、ネットスーパーの利用はもっと普及していくだろうと感じます。キッチン周りの収納に関しては、量を確保するというより、さまざまな種類や形に対応した、また必要な物に合わせた場所の確保が必要だと推測します。そうした意味でパントリーは重要そうです。量を確保するというより、見た目にも、また使い勝手として良さそうです。
■水の使用状況についてお伺いします
Q1 飲用や料理にどのような水を使っていますか(複数回答)
(回答者数=570人:回答総数=728件)
ウォーターサーバーの使用率は7.0%と低いようです。水道水をそのまま使う人も47.0%もいます。料理だけに使うのか、飲料としても使うのかはこのデータではわかりませんが、水道水をそのまま使う人が多いのも興味深い数字です。
(その他の回答)
スーパーのウォーターサービス/
ビルトイン浄水器
井戸水
Q2-A ウォーターサーバーを持っていますか
(回答者数=422人)
持っているという方は16.1%です。他にも選択肢がいろいろあり、また水道水の浄化装置が進化しているのも影響しているのでしょう。
Q2-B. ウォーターサーバーをどこに置いていますか
(回答者数=68人)
持っている方の61.8%はキッチンに置いています。
(その他の回答)
水タンク10L×4
天然水(近くの大山)
冷蔵庫
Q3: ウォーターサーバーをお持ちの方に伺います。
ウォーターサーバー用の替えボトルはどこに置いていますか(複数回答)
(回答者数=65人)
詰め替えのボトルもキッチン内に置いている方が23.1%と多いようですが、廊下、パントリーなどの方もある程度います。その他の回答の中には、詰め替えボトルを置かずに、なくなれば持ってきてもらうという方も多いようです。
(その他の回答)
マンションにある物置(専有部分外)
業者に連絡して交換してもらっている
空き部屋/使ってない部屋
収納庫
替えボトルなしのものを利用
納戸
和室(茶の間)
Q4: ペットボトルの水の買い置きはどこに保存していますか(複数回答)
(回答者数=501人:回答総数=550件)
買い置きしない方が27.9%というように、足りなくなったら買い、ものをあまりストックさせないという傾向がうかがえます。大きくない日本の家の間取りと、宅配やネットなどの購入システムにより、ものをよりストックしない傾向になっているのかもしれません。ただ今回の設問では買い置きをしない=使用しないという方も含まれてしまっているかもしれません。
(その他の回答)
ガレージ
クローゼット
ロフト
押入れ
屋外の物置、及び廊下の収納庫、納戸
階段下収納/階段室
空き部屋
■水の買い置き量についてお伺いします
Q5-A. ペットボトルはどのサイズを使用していますか(複数回答)
(回答者数=494人:回答総数=547件)
約半数の方が、2Lを選択しています。
(その他の回答)
5L
ペットボトル4L
専用容器
Q5-B. ペットボトルはどのくらいの量を買い置きしていますか
(回答者数=488人)
なるべくストックは最小限にしたいようです。
■米の保存についてお伺いします
Q6: 米を買うとき、一度にどのくらいの量を購入しますか
(回答者数=570人)
5kgと10kgで全体の58.6%、毎日3人家族で2合食べるとすると、5kgは2週間分ほど。半月が目安のようです。米は重くかさばるので、ストックを持ちつつも量は多く持たない人が多いのかもしれません。ただし30kgという方も14.2%いて、この方たちは配達を頼むのかもしれません。自由回答の中には120kg、または8俵と多く買う方もいます。こうした方は食べる分をその都度精米するのかもしれません。
(その他の回答)
120kg
1年分8俵/
30kgを12袋1年分購入
玄米で60kg
親が5俵買っているので分けてもらっている
親戚より玄米でいただき、ある程度を精米する
実家が農家で貰っている/夫の実家から送られてくる
農家など自家栽培・精米・貯蔵庫
半年分まとめ買い
Q7: 米びつなど、ほかの容器に米を移して保存しますか
(回答者数=570人)
米びつに移す人は69.3%です。
Q8: 米はどこに保存していますか(複数回答)
(回答者数=570人:回答総数=593件)
キッチン本体収納に入れている方が33.7%と最も多く、前段の設問から米びつなどに移している可能性が高いと想像できます。パントリーや床下に収納している方はそのまま置いている場合も多いかもしれません。冷蔵庫11.9%という方は虫などがわくのが気になるのでしょう。
(その他の回答)
米蔵/お米専用冷蔵庫
キッチンの隅/キッチンの床/キッチン横に置いてあるラック/
押入れ
階段下収納
外部物置/倉庫
玄関
使っていない部屋(こどもが独立して空き)
洗濯室
日の当たらない涼しい場所/日の当たらない廊下
納屋/納戸
■酒類の買い置きについてお伺いします
Q9: あなたの家に買い置きしている酒類はどれですか(複数回答)
(回答者数=570人:回答総数=1175件)
買い置きしてある酒類はビールや発泡酒などの缶類が64.4%と最も多いです。日本酒や焼酎は、瓶類のほうが重いにもかかわらず、紙パックの倍近くの数字になっています。見た目も大事なのでしょう。
そのほかのお酒は、なくなったら必要な時にその都度買うのかもしれません。
(その他の回答)
ジン
ビアサーバー
ホッピー
飲まない/飲めない/来客時にその都度用意
果実酒
焼酎のペットボトル
料理酒/料理用のリキュール等
クロス分析「Q9. あなたの家に買い置きしている酒類はどれですか」×「年齢」
Q9(回答者数=570人:回答総数=1175件)
50代の方がお酒のストックは多くピークになり、60代になると減っていきます。20代、30代の方は少ないようです。家でお酒を飲む機会が少なくなっているのでしょう。
Q10: 次の酒類の、買い置き量を教えてください
Q10-A: ビール、発泡酒などの缶類
(回答者数=490人)
1〜6本が最も多く39.8%ですが、13〜24本の割合も21.0%と高い値です。
Q10-B: 日本酒、焼酎などの瓶類
(回答者数=418人)
日本酒、焼酎に関しては多くても6本までが大半です。このデータからは読み取れませんが1本また2本という方が多いのだろうと予測します。
Q10-C: 日本酒、焼酎などの紙パック
(回答者数=379人)
お酒の紙パックを持っていない人は62.5%です。軽くて便利ですが、必ずしも普及しているとは言えなさそうです。
Q10-D: 梅酒、果実酒などの保存容器
(回答者数=377人)
ストックのない人が大半です。ほかの酒類と比べると「0本」「ストックしていない」と回答した方が最も多いです。またストックのある方は1〜6本が32.6%とありますが、1本か6本によってずいぶんと違います。7本以上の人が極端に少ないことからも、数は少ないと想像できます。果実酒を1回は作ったことがあるという方は多そうですが、継続的には作っている方は少ないのでしょう。
Q10-E: ワイン
(回答者数=417人)
ワインに関しては7〜12本と答えている人が5.0%もおり、コレクションや手頃なワインをまとめ買いする人もいると想像します。
Q10-F: ウイスキー
(回答者数=385人)
買い置き0本の人が59.2%、買い置き本数は1〜6本が最も多く39.0%です。7〜12本という人は1.3%と、ワインに比べると圧倒的に少なそうです。
Q10-G: その他
(回答者数=60人)
料理酒など、飲用ではない酒類など意外に多いのも発見でした。またソフトドリンクなど、お酒ではありませんがそれらをその他として答えた方も多いようです。
(その他の回答)
お茶/ウーロン茶
ウォッカ、ジン
ジュース
スピリッツ類
ブランデー
みりん
栄養ドリンク
樽
料理酒/料理用のリキュール等
老酒
■酒類を買い置きする方にお伺いします
Q11: 次の酒類はどこに保存していますか(複数回答)
Q11-A: ビール、発泡酒などの缶類
(回答者数=425人:回答総数=482件)
ビールですので冷蔵庫で保存というのは納得できますが、パントリーの人も18.8%もいます。パントリーなどがあっても少量であれば直接冷蔵庫に入れる方のほうが多そうです。
Q11-B: 日本酒、焼酎などの瓶類
(回答者数=273人:回答総数=296件)
日本酒や焼酎でも14.7%の人が冷蔵庫と答えています。長く保存することが目的なのでしょうか。冷酒などのような、冷蔵の日本酒もあるのかもしれません。
Q11-C: 日本酒、焼酎などの紙パック
(回答者数=212人:回答総数=222件)
Q11-D: 梅酒、果実酒などの保存容器
(回答者数=201人:回答総数=212件)
長い時間漬け込む果実酒であれば、パントリーや背面収納、または床下収納が増えるのもうなずけます。
Q11-E: ワイン
(回答者数=286人:回答総数=311件)
ワインはキッチンやパントリーでの常温保存より、冷蔵保存している方が多いようです。
Q11-F: ウイスキー
(回答者数=208人:回答総数=217件)
ウイスキーは常温保存が多いのですが、冷蔵庫という方も3.8%います。その他、ダイニングやリビングなどくつろぐ場所に置いている方も多いでしょう。
■食品/日用品の買い置きについてお伺いします
Q12: あなたの家に買い置きしているものはどれですか(複数回答)
Q12-A: 食品
(回答者数=570人:回答総数=2713件)
レトルト、インスタント食品、乾物類などは賞味期限が長いので買い置き品は多くなりそうです。これらはかさばって場所もとるので、収納には工夫が要りそうです。またすぐに使える場所であることも重要かもしれません。
(その他の回答)
調味料、粉類(ケチャップ、マヨネーズ、醤油、砂糖、みそ、チューブわさび、香辛料、食用油)
シリアル
ペットフード
干し肉
紅茶やお茶のパック
調味料
Q12-B: キッチンまわりの日用品
(回答者数=570人:回答総数=3283件)
キッチン周りの多くの日用品をストックしています。種類や形、また使う場所や頻度も違うので収納には工夫が必要です。
Q13: 次の食品の、買い置き量を教えてください
Q13-A: 乾物類(のり、乾燥わかめ、かつおぶし、ふりかけ、茶葉など)
(回答者数=534人)
乾物類は63.9%の人は1〜2個、数多くはストックしていません。かさばるのもひとつの理由でしょう。
Q13-B: インスタント食品(レトルトカレー、粉末スープ、パスタソースなど)
(回答者数=524人)
インスタント食品を買い置きする人は多いです。10個以上の人も7.1%います。
Q13-C: カップ麺
(回答者数=503人)
カップ麺もかさばる食品ですが、買い置き数は多いという結果です。10個以上保存する人が5.4%もいます。消費量は多そうです。
Q13-D: 乾麺(パスタ、うどん、そばなど)
(回答者数=507人)
パスタ、うどんなど乾麺は日本の食事に深く浸透しています。パスタについてはサイズや形の違った何種類か持っている人も多いでしょう。
Q13-E: スナック菓子
(回答者数=479人)
スナック菓子も多そうです。
Q13-F: 缶詰
缶詰(回答者数=496人)
缶詰を10個以上保存している人は12.1%と多めです。カップ麺などに比べると場所は取らないでしょうから保存は楽だと想定します。中には非常食として保存している方もいました。
Q13-G: 瓶詰め
(回答者数=415人)
瓶詰めのものは意外に少ないようです。ビニールなどに入ったものを買うのでしょうか、それとも漬物やピクルスなどは買わなくなってきているのでしょうか。もう少し調査が必要そうです。しかし瓶のゴミは重く場所をとるので使いたくないという心理もありそうです。
Q14: 次の日用品の、買い置き量を教えてください
Q14-A: 食器用洗剤
(回答者数=526人)
食器用洗剤は1〜2個が圧倒的に多く、80.6%です。
Q14-B: 食洗機用洗剤
(回答者数=422人)
食洗機を持っている人も回答しています。持っている人の中で洗剤のストックは1〜2個がほとんどになります。
Q14-C: 掃除用洗剤
(回答者数=467人)
掃除用洗剤も1〜2個です。ただし掃除用洗剤は今の家は使わなくなる傾向もあり、0個の方も16.7%います。掃除用シートの普及なども理由のひとつでしょう。
Q14-D: キッチンペーパー
(回答者数=515人)
キッチンペーパーは3〜5個の方が28.7%、10個以上の方も3.5%います。意外に場所をとるかもしれません。
Q14-E: スポンジ
(回答者数=512人)
スポンジも同様、1〜2個が51.2%です。
Q14-F: ラップ、ホイル類
(回答者数=520人)
ラップやホイルは1〜2個が最多。キッチンペーパーに比べると少ないです。あまりたくさん買い置きはしていないようです。
Q14-G: ごみ袋
(回答者数=528人)
ごみ袋も1〜2パックが最も多いです。10パック以上の方も7.2%います。
Q14-H: 空の保存容器
(回答者数=452人)
これはタッパなどでしょう。かなり多いです。場所もとりますし、置き場に困っているに違いありません。
Q14-I: 弁当箱
(回答者数=417人)
弁当箱は子供のいる家では3〜5個必要そうです。子供が大きくなってもそのまま持ち続けている方も多いでしょう。一方、持っていない人も40%もいます。
■収納スペース状況についてお伺いします
Q15: あなたの家にパントリーはありますか
(回答者数=570人)
36.5%の方がパントリーを持っています。
Q16: パントリーをお持ちでない方にお伺いします。パントリーが欲しいですか
(回答者数=351人)
パントリーは多くの方の希望のようです。
クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「現在の住まいの広さ」
(回答者数=570人)
パントリーは家の大きさと関係しています。大きくなると持っている人は増えます。
ここからは持ち物とパントリーの有無による影響をクロス分析してみました。
1 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q5-B. ペットボトルはどのくらいの量を買い置きしていますか」
Q15(回答者数=570人)
Q5-B(回答者数=488人)
全体的にパントリーの有無での買い置き量にあまり差はありません。36本以下の回答が、パントリーなしのほうが上回っているのは興味深い数字です。パントリーがあるから物を多く持つ、ということではないと言えるかもしれません。
2 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q4. ペットボトルの水の買い置きはどこに保存していますか」
Q15(回答者数=570人)
Q4(回答者数=501人:回答総数=550件)
ペットボトルに関して、パントリーがあってもキッチンに置くという方は16.6%、買い置きをしない方は25.1%もいます。
3 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q6. 米を買うとき、一度にどのくらいの量を購入しますか」
(回答者数=570人)
米のストック量に関してはパントリーがある方のほうが少し多いようです。
4 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q9. あなたの家に買い置きしている酒類はどれですか」
Q15(回答者数=570人)
Q9(回答者数=570人:回答総数=1175件)
酒類の買い置きに関して、パントリーの有無では大きな差は見られません。
5 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q12-A. 食品」
Q15(回答者数=570人)
Q12-A(回答者数=570人:回答総数=3283件)
食品の買い置きに関してもパントリーの有無では大きな差はないようです。
6 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q12-B. キッチンまわりの日用品」
Q15(回答者数=570人)
Q12-B(回答者数=570人:回答総数=3283件)
日用品についても、パントリーの有無による買い置きの種類に大きな差はありません。
7 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q24. ペットボトルの保存場所がなく、収納に苦労している」
(回答者数=570人)
パントリーを持っていない方のほうがペットボトルの置き場に苦労しているようです。
8 クロス分析「Q15. あなたの家にパントリーはありますか」×「Q17. なるべくまとめて買うようにしている」
(回答者数=570人)
パントリーを持っている方のほうがまとめ買いがやや多いですが、それほど差はありません。
■まとめ買いについてお伺いします
Q17. なるべくまとめて買うようにしている
(回答者数=570人)
まとめ買いは29.6%。その都度買うようにしている人は35.1%です。買い物は毎日行く人は依然多いようです。
Q18. なくなったら買うようにしている
(回答者数=570人)
なくなったら買うという方が54.2%、日本人の特性かもしれません。海外のように、日曜日に大型マーケットで1週間分を買うようなことは少ないのかもしれません。
■ネットスーパーの利用状況についてお伺いします
Q19. ネットスーパーを利用しますか
(回答者数=570人)
ネットスーパーを利用している割合はまだ20.4%です。インターネットの普及とともにさらに増加するでしょう。まだ発展途上と言えそうです。
Q20. ネットスーパーをどのくらいの頻度で利用しますか
(回答者数=131人)
毎日利用する方は0.8%と少ないです。週1〜3日程度が26.7%。残り7割はたまに使う程度です。ネットと実店舗を併用している方がほとんどのようです。
Q21. 店舗とネットスーパーを併用しますか
(回答者数=570人)
先の状況からも併用している方が多いのは想定できます。基本は「目で見て確かめて買う」のでしょう。
Q22. ネットスーパーを利用する方にお伺いします。ネットスーパーを利用する理由を教えてください(自由回答)
・お米やビ−ルなどの重たい物を運ぶのが面倒なので、利用しています。
・こだわり商品等の購入が出来るから
・ネットでしか買えないものがある
・安い。大量に購入が可能。(運ぶ手間がかからない)
・遠方にいる子供に送るため
・金額を比べて購入できるから
・現在、乳幼児の子育中で頻繁に買い物に行けない為利用している。
・仕事をしているので、買い物の時間短縮、嵩張るもの重量物を届けてくれるから。
・出向く労力がない
・雪国の為、外出が減る
・地元では手に入らないから。
・天候が悪くなる時に買い出しに行きたくないため
・配達料金が安い
・必要になった時にすぐ購入できるため、買い置きしておかなくて済む
・病気などで買い物に行けないとき
■以下の項目について、みなさんのお考えを教えてください
Q23. 日用品の買い置きと食品の買い置きは、別の場所にしまいたい
(回答者数=570人)
食品と日用品は分けて収納したい方が多いです。
Q24. ペットボトルの保存場所がなく、収納に苦労している
(回答者数=570人)
保存場所に苦労していない方のほうが46.1%とやや多いです。
Q25. 昔(5年前)より、食品の買い置き数は増えているように思う
(回答者数=570人)
増えていると思う方が43.3%ですが、そう思わない方も36.7%います。一世帯の人数も少なくなり、調理済みの料理などを買うケースも増えているかもしれません。
Q26. 冷蔵庫の中は物がいっぱいで、すきまがない
(回答者数=570人)
まだ余裕がある方は58.2%。冷蔵保存が必要な買い置きをなるべくしないようにしているのでしょう。
Q27. その日食べる物は、その日に作るようにしている
(回答者数=570人)
Q26の項目とも関係しますが、その都度作るようにしている方が半数以上です。
Q28. 瓶などに詰めたフルーツ酒、ピクルス、オイル漬け、ジャムなどを作ることを楽しんでいる
(回答者数=570人)
2割の方が、瓶を使った保存食品づくりを楽しんでいます。日常的に作っているのか、特別な機会にあわせて作っているのかはここではわかりません。ただ継続的にしているかどうか、その辺りの方々がどちらとも言えないと答えているのかもしれません。
クロス分析「Q28.瓶などに詰めたフルーツ酒、ピクルス、オイル漬け、ジャムなどを作ることを楽しんでいる」×「性別」
(回答者数=570人)
男女差はあまり大きくないようです。
クロス分析「Q28.瓶などに詰めたフルーツ酒、ピクルス、オイル漬け、ジャムなどを作ることを楽しんでいる」×「家族形態」
(回答者数=570人)
子どもと同居世帯の方のほうが多いですが、ふたり暮らし世帯でも22.1%います。
Q29. 漬物(ぬか漬け)を自分で作っている
(回答者数=570人)
漬物を自分で作っている方は13%もいます。出来合いの料理が増える一方で、ある一定数は手作りにこだわっている人もいるようです
Q30. かつお節や昆布、煮干しなどから出汁をとるより、すでに加工してある出汁パックなどを使うことが多い
(回答者数=570人)
Q29と同様、自分で出汁をとるというこだわりのある方はまだ21.1%います。
Q31. 合わせ調味料は便利なので、よく使う
(回答者数=570人)
合わせ調味料をよく使っている方は半数以上いますが、自分で調合する方も23%います。
Q32. 余った野菜は、調理したり加工したりして保存することが多い
(回答者数=570人)
調理や加工をして保存する方が42.6%。無駄にならないよう工夫しているようです。
Q33. 料理の作り置きをするので、冷蔵保存する場所は必要だと思う
(回答者数=570人)
作り置きはするのでしょう。積極的というより、余り物などをうまく使う工夫かもしれません。または少し余裕をもって多めに作っておくという人もいるでしょう。
Q34. 生鮮食品を買うときは、実物を見てから決めたい
(回答者数=570人)
実物を見て決めたいという方が圧倒的多数です。このあたりがネットスーパー利用の広がりが進まない理由のひとつかもしれません。
Q35. スーパーマーケットへ買い物に行くのを楽しいと思う
(回答者数=570人)
家事は重労働ですし、時間もかかりますが、多くの方が買い物を楽しんでいるようです。
Q36. 料理をするのは嫌いだが、買い物をするのは楽しい
(回答者数=570人)
料理は嫌いだが買い物は好きな方は25.6%、反対に料理は好きだけど買い物は面倒という人が38.8%います。買い物を面倒だと感じる方にとっては、ネットスーパーは便利な仕組みだと言えそうです。
Q37. 料理をするのは嫌いだが、食材は揃えておきたい
(回答者数=570人)
料理は嫌いでも食材は揃えておきたいという使命感のある人が20.5%もいます。
■回答者プロフィール
性別
婚姻状況
家族形態
同居しているお子様の人数
同居しているお子様の年齢(複数回答)
お住まいの地域
現在のお住まい
現在の住まいの広さ
現在の住まいの間取り
職業
業種
現在の働き方
アンケートに答えた理由(複数回答)
(その他の回答)
リクシルが好きなので
嫁に勧められた
住設機器の向上に協力できるため
住宅設計職なのでなるべく協力するようにしている