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高齢者施設の排便管理をAI技術でサポートする
「トイレからのお便り」
リクシルは、高齢化社会における取り組みとして、排便管理の重要性に着目し、高齢者施設の排便管理をAI技術でサポートする新コンセプト「トイレからのお便り」(研究開発中)を第46回国際福祉機器展(2019)に出展しました。

排便管理で健康サポート
高齢者施設における、入居者さまの排便のタイミング、便の形、便の大きさを、AI 技術を活用し自動で判定・記録します。
排便状況をステーションで一括確認できる新機能として、現在研究開発中です。
feature
「トイレからのお便り」の2つの特徴
特徴@ 自動判定・記録、一元管理をサポート
新コンセプト「トイレからのお便り」は、AI 技術を活用し自動で判定・記録します。排便状況をステ ーションで一括確認できるトイレの新機能です。


特徴A 便の「形」と「大きさ」の自動判定
判定に関しては、お通じの「形」と「大きさ」を収集した画像をもとに AI 技術で自動判定できるように現在取り組んでいます。またその「形」は、国際指標のブリストルスケールの7分類を活用できるように、専門家と連携し進めています。


研究開発の課題
お通じの画像収集は、一般の画像収集と異なり通常では手に入りにくく、また大量のお通じの画像が必要なため、今回社員の自主的な協力を得ながら、約3,000もの画像を収集しました。


vision
目指す姿
排便管理は、高齢者の健康管理のためにとても重要です。高齢者施設では、便秘による腸閉塞や下痢による脱水症状を防ぐため、様々な介助の傍ら各入居者さまの排便の記録・管理をされています。その管理は現在、目視での確認と手書きの記録等で行われているため、リクシルでは、今回この新技術を研究開発することにより、入居者さまのQOL(生活の質)向上を目指し、健康的な住生活のお手伝いに貢献したいと考えています。

