
これからの
パブリックトイレを考えるいつもと同じで
安心・快適災害時にも
配慮したトイレ
パブリックトイレを考える
安心・快適
配慮したトイレ
被災者の多くが
災害時のトイレ問題に直面
災害時のトイレは、避難所で生活をおくるうえで、水や食料の確保と同じく重要な課題です。実際に、2016年に発生した熊本地震に関するアンケートでは、避難生活で困ったことの上位に「トイレ」があげられています。トイレの問題点としては「衛生面での不安」をあげる声が最も多く、不衛生なトイレになるべく行かないよう、水分や食事の摂取を控えて体調を崩してしまうケースもあります。
避難生活で困ったことは?
- 出典:平成28年熊本地震「避難生活におけるトイレに関するアンケート」(大正大学人間学部人間環境学科/岡山朋子)(調査協力:特定非営利活動法人 日本トイレ研究所)
- グラフは平成28年熊本地震「避難生活におけるトイレに関するアンケート」(大正大学人間学部人間環境学科/岡山朋子)
- (調査協力:特定非営利活動法人 日本トイレ研究所)を加工して作成
避難所でのトイレの問題点は?
- 出典:平成28年度避難所における被災者支援に関する事例報告書、熊本地震でのアンケート調査(内閣府)
- グラフは平成28年度避難所における被災者支援に関する事例報告書、熊本地震でのアンケート調査(内閣府)を加工して作成
本設トイレと仮設トイレの課題
熊本地震の被災者にインタビュー※したところ、避難所となった学校では校舎内にある「本設トイレ」と「仮設トイレ」の両方が使える状態にあったものの、それぞれに課題があったことがわかりました。
- 熊本地震被災者インタビュー, 2016(LIXIL)
本設トイレの課題
- 洗浄用に多くの水を調達することが必要
(調達先は学校プール、給水車、湧水(井戸)など) - 調達した水をトイレまで運搬する労力が必要
- 洗浄時、重いバケツを持ち上げるのが大変
- 多くの水を扱うため、トイレが水で濡れて不衛生
仮設トイレの課題
- 発災後、設置までにある程度の時間を要する
- 水不足の場合、水が流せず汚れが残り不衛生
- 要支援者はもちろん、健常者でも使いにくい
- 安全、安心の面で不安がある
(男女共用、照明がなく夜間暗いなど) - 流し方など使い方がわかりにくい
災害用トイレにはさまざまなものがありますが、強みとともに弱みもあり、ひとつの種類では想定外の事態に対応しきれません。

災害時でも、誰もが安心して使える
“いつものトイレ”を
“いつものトイレ”を
万一、水道や電気などのライフラインが遮断されてしまったとしても、誰もがいつも通り使えるトイレがいい。そんな思いから生まれたのが、LIXILの「レジリエンストイレ」です。たとえ災害が起こったとしても、いつもと同じように無理なく安心して使えます。

平常時は…
平常時は水洗トイレとして使用でき、シャワートイレも設置可能。洗浄水量は5Lです。清掃性にも配慮しています。
災害で
断水が起きたら…
断水が起きたら…
断水時には洗浄水量を5Lから1Lに切り替えて使います。使い慣れたトイレを使用するため安心です。断水時でも汚物を水で洗い流すため衛生的です。
平常時は5Lで洗浄します

断水時に1L※で洗浄します

- 洗浄ハンドルの操作時間が約1秒の場合。操作方法により実際の使用水量は変化します。
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